『ひにひに』TOP画/森和美

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  • デンマーク映画いろいろ

    category:映画

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 この一週間ばかりぽかっと時間があいたので、適当にしていたおうちの事を片づけたり、録り溜めていた旅番組を観たり、古くからの友人と何か月かぶりに長電話をしてみたり、コンタクトをハードからソフトに変えて快適さにびっくりしたり、DVDいっぱい観たり、まったりのんびりしています。
 観たDVDでデンマーク映画がことごとくアタリだったメモ。

『未来を生きる君たちへ』 2010年デンマーク・スウェーデン合作映画/監督スサンネ・ビア



 父親の浮気が原因で両親が別居中、自分も外見のことで苛められつつも父親を心の支えにする少年、母親を病気で亡くしそれを父親のせいだと思っている少年、その周囲の不器用な大人たち…と来て、「ああこれみんなが破滅にひた走って子供が犠牲&自滅していく系かなあ?」という嫌な不安を抱えつつ観たのですが、エンディングでほっとしました。
 暴力にそれ以上の暴力で対抗しようという感情に抗う事を、自らの心身を用いて子供に教える父親の姿。与えられた抱擁を受け止め与え返そうともがいている子供たちの姿が、美しい映像、音楽、丁寧な描写で綴られています。壊す事は簡単で、簡単な方へ流れたがるのも人間なのだけど、安易な絶望に向かう事はちっとも美しくない。決して立派でも頼り甲斐のある人間でもない悩める大人たちが、次の世代の子供たちに何を伝えて抱きとめてゆこうかと、思い悩む姿も愛おしい映画でした。
 BGMが気持ち良かったー。

『光のほうへ』 2010年デンマーク/監督トマス・ヴィンターベア



 アル中の母親のネグレクト(ざっくり言うと育児放棄)の中、乳飲み子の弟を力を合わせて慈しんでいた幼い兄弟。母親が与えなかった名前を末の弟に与え、見よう見まねで洗礼も施していたが、弟はある日突然死してしまう。動かない弟を見つけて絶叫する長男という、胸をえぐられるようなイントロダクションから始まり、長じた兄弟がそれぞれに底辺を這い回る大変に鬱展開な作品です。エンディングに残される救いと希望は本当に僅かな、針の穴から零れる光ていどのものなのですが、観終えた後、驚くほど生きる力と勇気を感じさせられる美しい映画でした。
 ほんとに「あれ、このお話、何でこんなにすっきりした気分になれてるの?」とびっくりしたくらい。恐らく、兄弟役の役者さん達(子供時代を演じる子役も含め)と弟の幼い息子を演じた子役との力によるものだと思います。まあほんとに皆愛おしいというか…おっさん達までいたいけな風情です。
 また、この映画の登場人物は、誰もがどうしようもない自堕落さと貧困の底に居るのだけれど、誰もが家族を想っている。至らぬ小さな自分を抱えながら、でも誰も誰かを傷つけようとはしていない。子を、兄弟を思う気持ちしか持ち合わせていない。それが観る側へのある種の救済になっていたのかも。
 弟の息子がめちゃめちゃ可愛いの! 何とも庇護欲・保護欲をそそられます。

『木漏れ日の家で』 2007年ポーランド/監督ドロタ・ケンジェジャフスカ



 あ、これデンマーク映画じゃなかった…(´・ω・`)
 全編モノクロームの美しい映像。
 郊外の緑に囲まれた古めかしい木造の屋敷に愛犬と暮らす91歳の老婆。「犬とつましく慎ましく暮らす優しい老女」ではなく、息子の嫁には「魔女」だと孫娘に陰口を吹き込まれ、年に二回だけ訪ねてくる最愛の息子とも微妙に心が通わない、頑固で逞しくプライドの高いお婆ちゃんです。近所の住人を双眼鏡で覗いては楽しそうな毒舌でこっそり批評するのを愉しみにしていたり。まあそりゃ姑にしたら難儀そうではありますが、とても魅力的な女性です。本気の本音でやり合えば一番楽しい嫁姑になれる相手でもありそう。
 ある日、隣に住む成金(と愛人?)が先祖から受け継いできた大事なお屋敷・土地を買い上げたい、と持ちかけて来て、頼りの息子にも裏切られ、おばあちゃんがとった策とは―というあらすじ。おばあちゃんが嫁に残す「遺産」にもにやりとさせられます。
 登場人物はとても少なく、ほとんどのシーンがおばあちゃんと愛犬の日常で綴られているのですが、愛犬がそれはもう名演技! いちいち健気! この映画公開時に犬のアカデミー賞(ゴールデン・カラー賞)が出来てたら、間違いなくノミネートされてたよね^ー^
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secret

お久しぶり(^-^)

やあ

お久しぶりです~

休みに良い映画が観れて良かったよ~


また、手紙します。
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

●tomoちんへ

お久しぶり~~!!コメントありがとう(●´▽`●)
tomoちんはお身体の調子はどうかな。
tomoちん作のマトリョーシカにもこっそり見惚れていたよ>▽<
私も近い内にお便りします♪

プロフィール

森 和美

Author:森 和美
かけだし漫画家。
2013年6月講談社イブニング掲載の『おうちにかえろう』でデビュー。
イブニング2014年№18より2015年№12まで『エシカルンテ』連載。
別PN=港崎 和(妻) 実写映画『GANTZ PERFECT ANSWER』(2011年公開)内で似顔絵執筆。

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